
この記事では『体毛の基礎知識』について解説していきたいと思います。
- 「これから脱毛を始めたいと思っている」
- 「脱毛ってどのような仕組みで行われるの?」
これから脱毛をしたい方や興味がある方は様々な疑問があると思います。
ここでは基礎の基礎である体毛について知識を深めていきましょう。
人間の体毛は誰にでも毛周期というサイクルがあり、成長と自然に抜けるタイミングがあります。
さらに詳しくお話しすると体毛の部位によってムダ毛の濃さや毛周期のサイクルが異なるため脱毛回数は変わります。
「えっ?毛周期って何」と思った方も大丈夫です。効果の実感が出来る目安や毛周期についてを中心に分かりやすく解説するので脱毛に通う前に是非目を通してください。
毛は毛穴の奥深くから生え、やがて肌表面へと伸びていきます。表皮より上を「毛幹」、下を「毛根」と分けて言い表します。 毛根部は毛の成長を担う大切な組織です。
- 毛球:毛根部の奥で膨らんだ部分
- 毛乳頭:毛球の先で毛細血管や神経が集まる部位
- 毛母細胞:毛球に存在し、毛細血管から送られた栄養を蓄え毛を生やす
毛母細胞が活発に働くことで、徐々に体毛が成長し肌表面へと伸びていきます。毛がある程度まで伸びると、毛球に栄養が送られなくなり徐々に毛が抜け落ちます。
やがて完全に抜け落ちて空となった毛穴では、新たな発毛のための準備に入るのです。
毛の種類
体毛は男女も問わず全ての方に生えていますが、
毛量や毛質には非常に個人差がございます。
そして人間の体毛は種類があり、男性毛・両性毛・無性毛の
3つに分かれます。
男性毛
前頭部や頭頂部の頭髪。ひげ、胸毛、足の毛などの体毛 男性ホルモンの影響を受け体毛は濃くなり頭髪は薄くなることがあります。
両性毛
脇毛や陰毛など男も女も問わず性ホルモンの働きに影響されて生えてくる毛です。
無声毛
男性毛・両性毛以外の全ての毛のことです 側頭部・後頭部の頭髪。まゆ毛・まつ毛など生まれた時から生えている毛は無性毛です。 ホルモンの影響を受けにくいとされています。
男性毛・両性毛は成長過程で増え、男性毛は男性ホルモンの影響を強く受けて生えてきます。
男性ホルモンが活発………頭髪以外の男性毛を発症・成長を促進し太く成長させます
女性ホルモンが活発………男性毛の発生・育成は抑制されます。
専門のサロンで脱毛をする際も、男性と女性では全く異なる毛を取り扱うこととなりますので、
男性脱毛を行う際は、男性専門のサロンがお勧めです。
男性ホルモンは食事や生活習慣・ストレスにより
ホルモンバランスが崩れ過剰分泌される傾向にありますので、
生活習慣や食事には十分気をつけましょう。
毛周期について
脱毛に通うとしたらどのくらい間をあけたらいいのかという疑問があると思います。
実は脱毛に通う周期と毛が生えるサイクルについて知っておくと、脱毛がより効率的に上がり体毛改善が可能です。
今回は効果的な脱毛サロンに通う周期と毛が生えるサイクルの毛周期の関係についてまとめてみました。
脱毛は1〜1.5ヶ月周期がオススメ
何ヶ月おきに施術の予約ができるかは、サロンによって異なります。なかには、2ヶ月以上空けるところもあります。
しかし、早く効果を実感し体毛改善をしたい方は1ヶ月前後でペースで通えるところを探しましょう!
希望の脱毛加減にもよりますが、減毛レベルなら6ヶ月から9ヶ月の間の6回通うだけで効果は実感します。
ツルツル、もしくはシェービングなどの自己処理を回数を減らし楽にしたい方は12ヶ月ほどで体毛改善は出来ます。
髭やVIOなど毛が濃い部分なら1ヶ月ペースの方が早く終わるのでとてもオススメの周期です。
最低4週間の間隔を空けないと肌に負担がかかる
最近では、肌に優しい脱毛機がありますがそれでも残念ながら肌に全く負担がかからないわけではありません。
特にレーザーなどの医療脱毛は、効果は実感しやすいですが周期を短くすると火傷や赤みが出てしまいます。出来れば、光脱毛の方が肌には優しいので敏感肌の方にはオススメです。
しかし、日常にはない脱毛での刺激を肌に与えるので、普段以上にケアには気を配る必要があります。
毛周期とは?
脱毛サロンに通うと「次回の予約は1ヶ月後にしましょう!」などと必ず事前予約をします。
肌トラブルになりやすいのも原因の1つですが、毛周期という毛が生えるまでのサイクルが影響するからです。
毛周期とは、「成長期」「退行期」「休止期」の3段階を繰り返しています。
まずは、それぞれの特徴を理解して体毛改善をしましょう。
成長期
毛が生え始める時を成長期と言います。
毛穴にある毛母細胞という場所から毛が生まれ、少しずつ長さが出てきて成長します。
しかし、ある一定の期間を過ぎるとそれ以上伸びず、退行期に入ります。
この成長期しか脱毛効果はなく、さらに体毛の20%しかないののも頭に入れておきましょう!
退行期
成長期が終わった毛を退行期といい、毛を引っ張ると簡単に抜けます。
まだ毛自体にはハリコシがあるため抜くと、毛根を傷つけるので無理に抜くことは避けましょう!
毛を抜きすぎた状態で脱毛行為をすると、毛嚢炎や赤みなどの肌トラブルになります。
休止期
毛が寿命を迎え、勝手に抜けたり切れ毛になります。
毛根にある毛母細胞はまだあるので、抜け落ちた毛の毛穴からまた成長期の体毛が生えてくるようになります。
基本的に脱毛期 機は、黒い色素(メラニン色素)に反応する為退行期以降の色素が薄い毛には反応しません。
なので、あまりにも脱毛の周期が早すぎても効果は全くなく、毛周期にあわせて繰り返していく必要があります。
脱毛部位によって毛周期は違う
さらに毛周期のサイクルは、体毛の箇所によって周期が異なります。
部位ごとの毛周期をまとめてみましたので参考にしてください。
部位 | 毛周期 |
---|---|
脇 | 1.5~2ヶ月 |
VIO | 1.5~2ヶ月 |
髭・顔 | 1.5~2ヶ月 |
背中 | 2ヶ月 |
腕 | 1~1.5ヶ月 |
足 | 1~1.5ヶ月 |
あくまで目安で実際は個人差がありますが、効果的な脱毛をするためには、毛周期を把握して予約することがいいでしょう!
毛周期を合わせて体毛改善の効果アップ
自分が脱毛したい部位と毛周期を理解する事で、いつまでに体毛改善をしたいかと分かればいつから通うのがいいかがわかります。
毛周期を理解し、効果を上げるために長い期間あけすぎない予約の取り方をしましょう!